4月下旬、私たち「えひめ・こうち食べる通信」編集部は高知県室戸に訪れました。
太陽の日差しがすでに初夏で、南国・土佐を肌で感じるような快晴。
今回は5月号「漁師の食卓」の金目鯛を取材するため、
川口真穂さんに会いにいってきました!
9:30 室津港にて
川口真穂さんと合流。
高知県漁業協同組合室戸統括支所の柳川さんにもご協力いただき、
お話を伺いました。
「今日はキンメの揚がりがあんまりよおないんです。昨日は揚がったんやけど…」
水揚げが見られるかどうかは当日にしかわかりません。
天気が良いからといって獲れるわけではないのだそう。
「でも今から戻って来る船にはもしかしたらキンメが乗っとるかも…」
それからしばらくして戻ってきた船に編集部の目は釘付け。
魚が積まれたキャリーに金目鯛がいますように…と願うばかりです。
「あ!あれキンメじゃない!?」
鮮やかな赤が目に飛び込むなり誰かの口から洩れた一言にみんなつられて歓声が。
「良かったです~!今日はもう無理かもしれないと思っていたので…」
川口さんもほっとした様子で一緒に喜びを共有しました。
真っ赤な魚体が美しく、金色の目がうるっと愛嬌のある金目鯛。
口にまだ針が残っているものもあり、これはたる流し漁(※)らしい風景です。
手早く金目鯛がサイズごとに仕分けられ、氷水に漬けられてゆきます。
(※)たる流し漁:伝統的な金目鯛の漁獲方法。詳しくは後日更新します。
室津港一帯にサイレンが響きます。
「これは入札が始まる合図。おんちゃん達がみんなぞろぞろ来るで。」
5分もしないうちに人が集まり、入札がスタート。
金目鯛が揚がった日には、川口さんもこの中に混じって魚を買い付けます。
土佐弁が行き交う様子はどこか懐かしくて、心地よい空間でした。
この後、私たちは港を後にし、川口さんの仕事場「漁師の食卓」、
川口さんの父・章一さんを訪ねて取材させていただきました。
室津港は、川口さんが金目鯛など室戸で水揚げされた魚を加工・販売し運営する「漁師の食卓」のルーツとも言える場所です。
次の記事はこちら
編集部レポートvol .2|【2023年5月号】漁師の食卓|川口真穂さん
───────────────────────────────────────────────
「えひめ・こうち食べる通信」5月号:「漁師の食卓」の金目鯛
申込締切は2023年5月8日(月)正午まで!
購読申し込みはこちらからhttps://secure.taberu.me/subscribe/ehime/