“いいとこどり”のブランド地鶏
宇和海の風吹く山頂でしっかり大きく育てる
愛媛生まれの媛っこ地鶏は、全国的にも珍しい四元交配のブランド地鶏として知られている。軍鶏の歯ごたえ・名古屋種の旨み・ホワイトプリマスロックの肉付きなど、それぞれの特長が合わさることで、脂ののったコクと噛み応えのある肉質を実現している。
媛っこ地鶏の生産者のなかでも、八幡浜市にあるのが「いなほ農園」だ。鶏舎は、ちょうど宇和海からの風が吹きぬける山頂にあり、鶏たちは徹底的に管理された飼育環境のなかで120日以上かけて大きく育てられている。農園長の井伊敏郎さんいわく、「長い間しっかりと育てることで、うま味が増す」のだという。
次回は、愛媛生まれの地鶏に情熱を注ぐ、いなほ農園の飼育へのこだわりと美味しさの秘密をひも解く。