目指すのは、愛媛産アボカドがあたり前にある食卓
青々と茂った木々の中に、無数に実る緑色の果実。
ぽってりとしたフォルムが愛らしく、口溶けなめらかな味わいは「森のバター」とも評される。
輸入品との違いは熟しても色の変化が少なく、鮮やかな緑のまま食べ頃を迎えることだ。
瀬戸内の温暖な気候は寒さに弱いアボカドにとって好環境だと話すのは「Avocado Lounge Arita」の有田文宣さん。
松山市が2009年より柑橘の転換作物としてアボカド栽培の普及促進事業が展開されたタイミングでの就農だった。
現在は、園地以外にもハウス栽培もおこなっており、散水時間や室温を端末管理する等スマート農業の実現に向けて段階的な取り組みに挑戦している。
産地化に向けて農業グループの仲間たちと試行錯誤を重ねる姿を追う。
(特集:愛媛県松山市北条「Avocado Lounge Arita」の有機栽培アボカド)