きぬ青のりが繋ぐのは人、地域、そして未来
次世代に美しい海を残すためにできること
宇和海に突き出た半島にある遊子地区。石垣が壮観な「遊子の段畑」に、陽の光に反射する宇和海の水面。美しい海辺のこのまちで「きぬ青のり」と名付けられた絹糸のように繊細で、香り豊かな青のりが養殖されている。
その特徴は、なんといっても陸上養殖。「一般の養殖はどうしても少なからず海に負担がかかる。子供たちに美しい海を残す役目が私たちにはあると思うんです。」と話すのはスリーラインズ株式会社代表の山内満子さん。鯛養殖から青のり養殖に切替え、家族で新たな挑戦にいどんでいる。人工的に育てることが自然を残すことに繋がる、その可能性を「きぬ青のり」に見出し、追い求める“青のり家族”山内家の姿を伝える。
(特集:愛媛県宇和島市遊子「スリーラインズ」のきぬ青のり)