自然に近いかたちを目指して
愛媛県四国中央市切山地区は標高450mの山間部。
かつて平氏の落人たちが身を隠したとも伝わるこの地は、空気が澄み気持ちの良い場所だ。
広々とした鶏舎には縦横無尽に駆け巡る鶏たちの姿が。
負荷をかけない形式を求めた先代が始めたのが平飼いだという。
「鶏たちが口にするものは巡り巡って僕たちが口にするもの」とえさへのこだわりを語るのは参鍋昇平さん。
共に鶏たちの世話をする阿部さんと試行錯誤の毎日だという。
そんな若き担い手たちの挑戦を取材する。
(特集:愛媛県四国中央市切山「参鍋養鶏」の平飼い有精卵)